水火天満宮とは

水火天満宮は西陣興聖寺から堀川通を挟んですぐ東側にある小さな神社です。
「天満宮」ですので祭神は「菅原道真」です。
天満宮と言えば学業成就の「北野天満宮」が有名ですが、なぜこの地に水火天満宮という神社ができたのでしょうか?
そこには道真にまつわる伝説が残されていました。


水火天満宮の由来「道真の登天石(とうてんいし)」伝説
菅原道真は平安時代の貴族であり、学者であり、政治家です。
かなり優秀だったらしく第59代宇多(うだ)天皇に重用され出世していきます。
しかし、ライバルである藤原時平の陰謀により、悪い噂を流され九州の太宰府に左遷させられてしまいました。
結局、都には戻れず太宰府で非業の死をとげました。
その後、都で水害や火災が相次ぎ、人々は「道真の祟りではないか?」と恐れます。
第60代醍醐天皇は、道真の師である比叡山延暦寺の法性坊「尊意(そんい)」に災害を鎮めるよう依頼します。
尊意が祈祷のため宮中へ向かう途中、鴨川の水が溢れ出しました。
数珠をひと揉みすると水流が分かれ、石の上に道真が現れましたが、すぐに消え去りました。
尊意は残った石を持ち帰り道真の霊を供養すると、災害が鎮まったそうです。

その石が「登天石」と呼ばれ、現在も水火天満宮の境内に置かれています。
この出来事以降、水難、火難除けの神として崇められ「水火天満宮」となったそうです。
最後に
水火天満宮は「日本最初の天満宮」と言われるほど歴史のある神社です。
火難除け、水難除けのほかにも学業成就、就職祈願・人材確保、安産・子授けなど様々なご利益があるとされています。
仕事における大願成就のご利益があるといわれる「出世石」や、眼の病に効くといわれる「金龍水」という湧き水などもあります。


水火天満宮のほかにも京都にはいろいろな天満宮がありますので、また紹介したいと思います。


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